11月2日 誕生会クルージング その2
クルーズ・セーリング > 2020年 - 2020年11月02日 (月)
どうやら 天気が怪しいというのは本当の様です。明け方近く桟橋がギシギシと音を立てて揺れています。時折ザーッと雨音も。7時に寝ぼけ眼で起き出してみると雨は止んでいます。
のんびりとキューバサンドを作りコーヒーを沸かしてコクピットで食していると急に雨が降り出しました。しかも大降りの雨なのでキャビンに潜り込む間だけでスプ濡れになりました。風は余り無かったのですが大降りの雨の時は結構な風です。多分7m以上あるでしょう。海上はどんな状況ですかね。
前日に9時出航と決めてあったので、オイルスキンを着込んで予定通り舫を解きます。
漁港の港内ではセールを減じれば上げたままで良いというのを逆手に取って港内でメインを揚げておきます。こうすれば出航直後に何があっても対処できるからです。今までは余り役に立った例は無かったのですが…
保田漁港の両岸にある灯台を過ぎた直後、あのものすごい風が吹き雨が降り出し始めました。戻るか?と無線で連絡しあいますが、三崎の方が晴れていたはずなのでこのまま行く事に。しかも前方に漁船が居るものと見ていたのは平島の灯標でした。危うく乗り上げるところでしたね。豪雨なのでiPadはキャビンの中ですからコースは感とコンパスだけです。差板を工夫して雨でもiPadが見られるようにしたいです。
吹き始めの風は8mくらいでした。徐々に上がって航路に入る辺りでは12mに上がってきています。このまま航路を横断するなら出来る限り短い方が良さそうです。ポート側には大型タンカーが見えています。水先案内を乗せたタグボートの近くを過ぎるとバウを躱した事になるので、そのまま直進。
この雨と風の中で航路を横断している小さなヨットに気を遣ってくれているのか、入船は皆避けてくれています。だからと言う訳ではないですが針路は第一灯浮標へ。
航路を横断する間中8~12mの風とうねりを伴った南西の波の洗礼を受けました。伊東クルージングでも同様な経験をしているので何ともないのですが、新調したオイルスキンは期待通り一滴の水も通しませんでした。ブランド物ではなくワークマンの合羽とズボンなのです。防水率が高くて24時間雨に晒しても漏れないという機能で、しかもお安いのでセルさんもご愛用。
オイルスキン専門メーカーでなくても防水性能は大したものです。ポケットや首回りの作りは流石に専門メーカーとは比較になりませんがあの物凄い雨にも耐えてくれたので満足です。
灯浮標少し前まではメインだけでしたが、ジブも展開すると一層走りごたえが出ます。ハイアスペクトジブでの帆走は10m位までは普通に行けます。5~10mと適合範囲の広いジブですね。
第一灯浮標からはブロードリーチで快走です。南西の風と波なのでプローチング気味になりますが、波に乗ったり、蹴って進んでいるのは迫力がありますね。追風では面積の小さいジブは不利だと思っていたのですが、ブロードリーチ位までは余り神経質にトリムしなくても行けるので楽に乗れます。クルージングは競争でないので自分に合っていればそれがベストですね。
観音崎を回る辺りから岬の陰になって4m台まで風が落ちます。巨大なブランケットという訳ですね。丁度その辺りは遊漁船や小舟の集まっている場所なので気が楽です。
のんびりセーリングから少し風の上がった時のポッキー艇です。

今回はセーリング慣らし中のセル艇

遊漁船の塊を抜けるとまた風が上がってきました。6mからあっという間に8mを越えています。艇速も4ノット台から6ノットに伸びてきました。これは楽しいです。150%ジェノアだとファーリングしないとヒールがきつすぎますが、このジブだとそのままで乗り切ってしまいます。まさにクルージング用のジブです。これがレースだったらもっと頑張れるでしょうからもっと楽しい事になってきます。でもレースはやらない事に決めましたからクルージング用のジブとして常用する事にします。
猿島を過ぎる辺りでポッキーさんとはお別れです。この辺りからエンジンを完全に止めました。それでも8m位の風に乗って艇速は6ノットの中盤を指しています。トリムを完全にすれば8ノットは可能?
30ftクラスのヨットなら出来るかもしれませんが、全長8m、水船長5.8mのCatseyeではこれが限界かも。その後、メーター読みで6.8ノット迄上がりましたが、これ以上は機帆走でないと無理なようです。
セル艇はと言うと機帆走なのかどうか分かりませんがピッタリと後ろをついてきています。
それにしても走りが楽しいです。見掛120度近辺で6~8mとふらついていますが6ノットを切る事は無いです。こんな楽しい事をオートパイロットに任せておくのは勿体ないですから観音崎から先はティラーを握っています。パフが入ると船首を風上に向こうとするのをティラーで抑え込むと次の瞬間バウは風下へ。パフが入りそうになったら先行してティラーを抑えてこの動作を防ぎます。一定のコースを維持するとそれにつれて艇速も上がってきます。
とうとうマリーナ近くに停泊している本船の近くまで来てしまいました。そろそろセールダウンのタイミングですね。その本船の風下でセールダウン。風の影響が少なくて済みますね。
クルージングでは何時も機帆走。予定重視のクルージングですからセーリングを楽しむ事は余りありません。風が強い時、150%ジェノアならファーリングしてメインだけの機帆走が殆どですが、このハイアスペクトジブならセーリングを楽しみながらのクルージングが出来そうです。クルージングの楽しみが1つ増えました。
マリーナに着いてセルさん達とお別れです。後は遅い昼食を取ってから帰途に就く事にしましょう。といいつつ船内を片付けて出た次の瞬間、追ってきた雨が追い付いたようです。桟橋を急いで駆け抜けますが雨量の方が勝ったようで前進ずぶ濡れ。折角此処まで濡れずに来て着替えたばかりなのに…
楽しいクルージングだと次にまた行きたくなりますね。次は何処にするかな。
のんびりとキューバサンドを作りコーヒーを沸かしてコクピットで食していると急に雨が降り出しました。しかも大降りの雨なのでキャビンに潜り込む間だけでスプ濡れになりました。風は余り無かったのですが大降りの雨の時は結構な風です。多分7m以上あるでしょう。海上はどんな状況ですかね。
前日に9時出航と決めてあったので、オイルスキンを着込んで予定通り舫を解きます。
漁港の港内ではセールを減じれば上げたままで良いというのを逆手に取って港内でメインを揚げておきます。こうすれば出航直後に何があっても対処できるからです。今までは余り役に立った例は無かったのですが…
保田漁港の両岸にある灯台を過ぎた直後、あのものすごい風が吹き雨が降り出し始めました。戻るか?と無線で連絡しあいますが、三崎の方が晴れていたはずなのでこのまま行く事に。しかも前方に漁船が居るものと見ていたのは平島の灯標でした。危うく乗り上げるところでしたね。豪雨なのでiPadはキャビンの中ですからコースは感とコンパスだけです。差板を工夫して雨でもiPadが見られるようにしたいです。
吹き始めの風は8mくらいでした。徐々に上がって航路に入る辺りでは12mに上がってきています。このまま航路を横断するなら出来る限り短い方が良さそうです。ポート側には大型タンカーが見えています。水先案内を乗せたタグボートの近くを過ぎるとバウを躱した事になるので、そのまま直進。
この雨と風の中で航路を横断している小さなヨットに気を遣ってくれているのか、入船は皆避けてくれています。だからと言う訳ではないですが針路は第一灯浮標へ。
航路を横断する間中8~12mの風とうねりを伴った南西の波の洗礼を受けました。伊東クルージングでも同様な経験をしているので何ともないのですが、新調したオイルスキンは期待通り一滴の水も通しませんでした。ブランド物ではなくワークマンの合羽とズボンなのです。防水率が高くて24時間雨に晒しても漏れないという機能で、しかもお安いのでセルさんもご愛用。
オイルスキン専門メーカーでなくても防水性能は大したものです。ポケットや首回りの作りは流石に専門メーカーとは比較になりませんがあの物凄い雨にも耐えてくれたので満足です。
灯浮標少し前まではメインだけでしたが、ジブも展開すると一層走りごたえが出ます。ハイアスペクトジブでの帆走は10m位までは普通に行けます。5~10mと適合範囲の広いジブですね。
第一灯浮標からはブロードリーチで快走です。南西の風と波なのでプローチング気味になりますが、波に乗ったり、蹴って進んでいるのは迫力がありますね。追風では面積の小さいジブは不利だと思っていたのですが、ブロードリーチ位までは余り神経質にトリムしなくても行けるので楽に乗れます。クルージングは競争でないので自分に合っていればそれがベストですね。
観音崎を回る辺りから岬の陰になって4m台まで風が落ちます。巨大なブランケットという訳ですね。丁度その辺りは遊漁船や小舟の集まっている場所なので気が楽です。
のんびりセーリングから少し風の上がった時のポッキー艇です。


今回はセーリング慣らし中のセル艇


遊漁船の塊を抜けるとまた風が上がってきました。6mからあっという間に8mを越えています。艇速も4ノット台から6ノットに伸びてきました。これは楽しいです。150%ジェノアだとファーリングしないとヒールがきつすぎますが、このジブだとそのままで乗り切ってしまいます。まさにクルージング用のジブです。これがレースだったらもっと頑張れるでしょうからもっと楽しい事になってきます。でもレースはやらない事に決めましたからクルージング用のジブとして常用する事にします。
猿島を過ぎる辺りでポッキーさんとはお別れです。この辺りからエンジンを完全に止めました。それでも8m位の風に乗って艇速は6ノットの中盤を指しています。トリムを完全にすれば8ノットは可能?
30ftクラスのヨットなら出来るかもしれませんが、全長8m、水船長5.8mのCatseyeではこれが限界かも。その後、メーター読みで6.8ノット迄上がりましたが、これ以上は機帆走でないと無理なようです。
セル艇はと言うと機帆走なのかどうか分かりませんがピッタリと後ろをついてきています。
それにしても走りが楽しいです。見掛120度近辺で6~8mとふらついていますが6ノットを切る事は無いです。こんな楽しい事をオートパイロットに任せておくのは勿体ないですから観音崎から先はティラーを握っています。パフが入ると船首を風上に向こうとするのをティラーで抑え込むと次の瞬間バウは風下へ。パフが入りそうになったら先行してティラーを抑えてこの動作を防ぎます。一定のコースを維持するとそれにつれて艇速も上がってきます。
とうとうマリーナ近くに停泊している本船の近くまで来てしまいました。そろそろセールダウンのタイミングですね。その本船の風下でセールダウン。風の影響が少なくて済みますね。
クルージングでは何時も機帆走。予定重視のクルージングですからセーリングを楽しむ事は余りありません。風が強い時、150%ジェノアならファーリングしてメインだけの機帆走が殆どですが、このハイアスペクトジブならセーリングを楽しみながらのクルージングが出来そうです。クルージングの楽しみが1つ増えました。
マリーナに着いてセルさん達とお別れです。後は遅い昼食を取ってから帰途に就く事にしましょう。といいつつ船内を片付けて出た次の瞬間、追ってきた雨が追い付いたようです。桟橋を急いで駆け抜けますが雨量の方が勝ったようで前進ずぶ濡れ。折角此処まで濡れずに来て着替えたばかりなのに…
楽しいクルージングだと次にまた行きたくなりますね。次は何処にするかな。