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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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6月24日 ギブスとれました…

金曜日にやっとギブスがとれました。まだ無理は禁物のようですが…

とれたギブスには先週末のカナダ艇Virginiaのクルーが書き込んだサインが残っているので記念に頂いてきました。クラブの会長によるとバージの交換が一方通行になっていて、帰国後送ってもらうまでは記念に撮っておいてほしいとの事…
なんでこんなものが…というのはさておいて。

まだ左手で重いものを持つのは無理で、船でシートを引くなんて言うのももっての外、のようです。もっとも力が入って無理が掛かると少し痛みが来るので限界が分かり易いです。案外船では火事場の馬鹿力とばかり無理をしていることもありますから、6月一杯は無理しないようにします。

で、体は元気なので何をやっているかというと、先般の3Dプリンターで遊んでいます。これが結構面白いのです。

生来の天邪鬼ですから、簡単に何でもできると直ぐに飽きてしまうのですが、これは結構奥が深くて簡単にはいきません。私のは熱積層型の開放型といって、線状になったフィラメントというプラスチックを熱で溶かしながら細い線を積み重ねと行くものです。細い線、薄い線という方が当たっているのですが、0.05mmから0.2mm位のものを積み重ねるので結構時間がかかります。

フィラメントの材質には色々ある内のABSとPLAが主流なのですが、それぞれ特徴があります。
ABSは強くて柔軟性も少しありますが、PLAは硬くて脆いのです。完成物の比較を挙げると
ABSは
比較的熱(100度位)に強く、水に濡れても大丈夫です。夏の車の中に置いていても大丈夫ですね。硬くてもある程度しなります。
PLAは
60度位で溶け出しますし、水に浸すと溶け始めます。硬くて脆くハンマーで簡単に砕けます。

両方とも油には弱いですし、シンナーやアセトンは接着剤にも使える様に溶けてしまいます。
最近はPLAでもABSの特性に近いものが出てきているので、作るものによってどのフィラメントを使ったらよいのか考なければなりません。

一方、プリントする時は
ABSは
高い温度でプリントします。印刷するためのヘッドの温度は220度から240度、印刷物を置く台(ヒートベッド)は80~100度に熱します。こうしないと印刷したものがヒートベッドから剥がれてしまいますし、急激に冷やしたフィラメントは急に縮むのでそりが出てしまいます。特に高さがあるものは温度に注意が必要になってきます。印刷物にオーバーハング(上に行くにしたがってせり出しているような場所)があっても垂れないので支え(サポート)が要りません。
複雑な物でもサポートなしで作れるので、印刷が速いという特徴もあります。

PLAは
比較的低い温度でプリントします。大体180~220度です。ヒートベッドは60度位がよろしいようですが、物によっては熱しなくても印刷物が剥がれると言う事はありません。逆にタレが起きたりするので、オーバーハングがあるとサポートを入れないと曲がったものが出来上がってしまいます。その為、ノズルから出たフィラメントは速やかに冷やす必要があります。
またノズルはフィラメントを溶かすために高温になっていますが、その近くの送り出し部は冷えていないと詰まりの原因になってしまいます。つまり高々1cm位の間に上から低温、高温、低温と重なり合う物凄い関係にあるのです。低温と言っても冷却ファンで冷やすくらいですが…
PLAの良さは印刷が終わるまでの間、印刷したものの温度管理にそれほど気を使わなくても良いところにあります。もちろん冷却ファンをアップグレードすればと言う事ですけどね。

これは材質には余り関係ないのですが、ヒートベッドとノズルの隙間が0.2mm位と紙の厚さなので、隙間調整が必要になってきます。これを四隅でやって中央も同じ高さに揃えるのです。

これまでにPLAではうまく印刷できたものがABSではなかなかできていません。原因は「そり」。そんなにシビアな物かと思ったのですが、論より証拠で3cm位の高さの物を作った時に中央はそのままでしたが、両端で1cm位底が上がってしまいました。
また、ヒートベッドの温度を高くしても食いつきが悪くて印刷物が動いてしまうと言う事もありました。食いつきの良い事で評判の高いULTRABASEというものを使っていてもです。

フィラメントの扱いの違い、印刷するときの注意点等々変わる要素が多く、気温や湿度も影響してくるので思う物を簡単に作れるようになるまでは結構時間が掛かりますね。

これだから面白いのです。今のところ思うようなものが作れたのは4点だけ。しかも3Dプリンターの拡張部品です。色々と便利なものがネット上にアップされているので拾い集めてきてはプリントしています。自己拡張型とでも言いましょうかね。

これはノズル周りの冷却ダクトを作っているところです。ヒートベッド(黒い板)の上手前にあるのがPLAで作った冷却用ダクトで、印刷中のがABSの物です。先にご説明したようにPLAは高温に弱いので、ABSで印刷し直しています。
20180624_001.jpg

これがPLAで作ったもの。
20180624_002.jpg

これはABSで印刷中。印刷物の周りについているのはプリムといってヒートベッドとの密着性を高めるための捨て材です。
20180624_004.jpg

これは印刷中のコントローラ。左の温度がノズル、右がヒートヘッドの温度で、少し低めにしてあります。ABSなのでファンは止めてあります。
20180624_003.jpg

今までに印刷したのは
よく使う工具のホルダー
20180624_005.jpg

ノズルホルダー
20180624_006.jpg

フィラメント送り出しのハンドル
20180624_007.jpg

ケーブルとフィラメントの送り出しチューブをまとめるクリップ
20180624_008.jpg

実は自己拡張というより自己増殖型の部品ばかり作っていて、本来作りたいものは作れていません。ヨットの部品を作ろうと思って居たのですが、自分用の物を作る為には3Dのデザインソフトでオブジェクトと格闘しなければなりません。難しいかというと四角や丸のパーツを並べて結合したり、穴をあけたりと簡単なのですが、覚えるまでが大変なのです。作れるようになるまでもう少し時間が掛かるようです。


左手が動かせないからと3Dプリンターを買ったのは良かったのですが、このままだとのめり込んでしまいそうな気がしてきて怖いです。肝心のヨットに乗る時間が取れなくなったら元も子もありませんからね。

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コメント
1429: by Catseye on 2018/06/28 at 19:40:15

マハロパパさん
私もまさか骨を折るとは思っても見ませんでしたよ。取り敢えずギブスに未練など無いのですが、サインが入っているので要らないと無下にする訳にもいかずに保管しています。
梅雨も明けそうなのでそろそろクルージングに行きたいなと思っています。

1428: by マハロパパ on 2018/06/28 at 07:46:06 (コメント編集)

サイン入りギプスは一生ものの宝ですね。(だからと言って、欲しいわけではありません。できれば一生そういうもののお世話にはなりたくないと思います。) (^.^)

1427: by Catseye on 2018/06/26 at 12:36:55

ポッキーさん
もうタモリカップの時期なんですね。怪我して家に閉じこもっていたので感覚がズレてしまいました。
ポッキーさんが出ないのならセルさんとクルーや申し込みを相談する事にします。

1426:タモリカップの申し込み開始 by ポッキー on 2018/06/26 at 11:13:03

N野さん。
9/1のタモリカップの申し込みは、7/2(月)の0:00からですが、今年も皆さんでステージ前のワンテーブルにされるのですか?
そうなると来週7/1(日)の夜中に申し込みませんとステージ前のテーブルは確保出来ないと思います。
私は自分のヨットではエントリーしませんので、もし可能ならば誰かのヨットのクルーとして参加させて頂ければ幸いです。
K津さんのブログにも書き込みましたが、何処かのクルー不足のヨットに乗せていただければ幸いです。
K津さんとご相談を宜しくお願いいたします。

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