6月11日 とうとう3Dプリンターを買ってしまいました
3Dプリンター - 2018年06月11日 (月)
以前からず~っと欲しかった3Dプリンター。左手を骨折してからずっとYouTubeばかり見ていたのですが、ヨットだけではなくて3Dプリンターの事ばかり調べていました。
何故3Dプリンターかというと、左手が使えなくても物が作れるからという理由もあるのですが、プラスチックで色々な部品が作れるのが魅力なのです。例えばアルミパイプの継ぎ手、L字金具、微妙な角度で市販品にはないもの等などを硬質プラスチックで作れます。
3Dプリンターというのは細い棒状のプラスチック(フィラメントと言います)を熱で溶かしながらXYプロッターの様に動かして形を積層していくものです。少し前に大流行でしたが、最近は少し熱が冷めている?…いやいやまだまだのようです。
一口に3Dプリンターといってもピンキリで、工業用のものは飛行機の部品や家そのものまで作ってしまいます。我々の手に届くものは大きくても50cm四方位で高さが50cm位までの物を作るのがせいぜいです。その中でポピュラーなものは20cm四方で高さも20cmくらいなのですが、大きなものを作るなら大きいものが良さそうです。
またプリンターメーカーも様々で完成品だけでなくキットで売られているものもあります。その殆どは中国製ですから恐るべし…ですね。以前は安かろう悪かろうというイメージがあったのですが、最近の製品は質が上がってきていて、YouTubeなどのレビューでも十分使えるものになっています。組み立てキットか完成品かというのは余り意味がなさそうで、何方も手元に届いた状態では多少の組み立て作業があります。
フィラメントには色々種類があって植物由来のPLA、お馴染みのABSが主流です。PLAは比較的作りやすくて作ったものは硬いので簡単な部品を作るのには向いていますが、弾力がなくて脆いそうです。ABSは弾力もあり力が加わってもいきなり壊れると言う事がないので部品作りには向いているようです。
ただPLAには添加物?として材木、ポリカーボネート、カーボン、アルミ、銅などを練り込んで均一にしたものがあって、色々な物が研究開発されている状況です。これは少しの間目を離しただけで全く違うものに変化して居そうな気がします。既にABSとほとんど変わらないPLAというのも出てきています。が、ヨットで使う部品には紫外線に強いというのが大切なので、この辺りはどうなのでしょうかね。ちょっと面白くなってきました。
と言う訳で色々とYouTubeを参考にしながら決めたのがこれ、Creality CR-10Sという機種です。国内ではボンサイラボが販売しています。

YouTubeのレビューでもお勧めだったのが決め手ですが、造形できるサイズは縦横30cm、高さが40cmで個人用のプリンターとしては大きい方の部類に入ります。部品を作るだけなら余り大きくなくても良いのですが、以前に書いたようにRCの分野でも使えそうです。
Amazonでボチッとしたのが8日で、翌9日には到着して組み立てを始め、テストプリントした結果不具合が分かったのが10日という速さでした。
実はもっと早く頼もうかと思って居たのですが、左手を怪我したままでは思うように組み立てられないので躊躇していました。それでも左手が少しずつ動かせるようになったので踏み切ってみました。
組み立てと言ってもガントリーと土台を組み上げて配線するだけなのですが、色々と考えてなるべく左手を使わなくても済むようにして完成。まだブルーの飾りは付けていませんが、こんな風になっています。

台の上の黒いのがヒーター付きのプリントベッドで元はアルミヒーターの上にガラスだけでしたが、オプションの黒いサポートを載せました。ガラスだけだと造形したものが剥がれやすく失敗の元とか。PLAで60度、ABSだと90度に熱して造形物の変形を防ぐようになっています。
ガントリーの真ん中あたりにあるファンの付いたものがプリントヘッドで160度から260度位でプラスチックを溶かしながら押し出す仕組みです。ベッドは前後方向、横方向はヘッド自体、縦方向はヘッドをサポートしているバーが上下します。
3Dプリンターは熱をある程度一定に保つ事が大切で温度管理をしっかりしないと造形物が途中で曲がってしまうこともあるそうです。9日は天気が良くて暑かったので良かったですが、ヘッドやプリントベッドの熱で近くにいると汗びっしょりになります。ある程度目途が立ったらエンクロージャーを作って別の場所に移した方が良さそうですね。
組み上げて直ぐにプリントしようとしたのは招き猫なのですが、中々うまくいきませんでした。3Dモデルから積層してプリントするコードに落とすCuraというソフトで色々と試しているうちにSDカードのスロットがうまく動作しなくなって読み込めなくなりました。初期不良のようです。この写真ではコントローラの上にSDカードを載せてあります。容量は8GBでも十分な様です。

販売元とメールでやり取りしながら今は返答待ちの状態。早速色々な物を作ろうとしてABSとPLAのフィラメントを注文したまでは良かったですが…
ヨットと余り関係ないようですが、モノ造りをしていると市販品の部品ではちょっとした事でフィットしないことが多く、と言って改造するのには溶接やら何やら手間が掛かるというジレンマがあって自分で部品を作れないものかというのがありました。
そういう意味で作るものは殆どがヨットに関係するものになると思って居ます。
取り合えずオーナーズベンチのホルダーを作りたいと思いますし、プリンターと3Dソフトに慣れたらドジャーのハードトップをこれで作りたいというのが目標です。
小人閉居して不全を為す、にならなければよいのですが…
何故3Dプリンターかというと、左手が使えなくても物が作れるからという理由もあるのですが、プラスチックで色々な部品が作れるのが魅力なのです。例えばアルミパイプの継ぎ手、L字金具、微妙な角度で市販品にはないもの等などを硬質プラスチックで作れます。
3Dプリンターというのは細い棒状のプラスチック(フィラメントと言います)を熱で溶かしながらXYプロッターの様に動かして形を積層していくものです。少し前に大流行でしたが、最近は少し熱が冷めている?…いやいやまだまだのようです。
一口に3Dプリンターといってもピンキリで、工業用のものは飛行機の部品や家そのものまで作ってしまいます。我々の手に届くものは大きくても50cm四方位で高さが50cm位までの物を作るのがせいぜいです。その中でポピュラーなものは20cm四方で高さも20cmくらいなのですが、大きなものを作るなら大きいものが良さそうです。
またプリンターメーカーも様々で完成品だけでなくキットで売られているものもあります。その殆どは中国製ですから恐るべし…ですね。以前は安かろう悪かろうというイメージがあったのですが、最近の製品は質が上がってきていて、YouTubeなどのレビューでも十分使えるものになっています。組み立てキットか完成品かというのは余り意味がなさそうで、何方も手元に届いた状態では多少の組み立て作業があります。
フィラメントには色々種類があって植物由来のPLA、お馴染みのABSが主流です。PLAは比較的作りやすくて作ったものは硬いので簡単な部品を作るのには向いていますが、弾力がなくて脆いそうです。ABSは弾力もあり力が加わってもいきなり壊れると言う事がないので部品作りには向いているようです。
ただPLAには添加物?として材木、ポリカーボネート、カーボン、アルミ、銅などを練り込んで均一にしたものがあって、色々な物が研究開発されている状況です。これは少しの間目を離しただけで全く違うものに変化して居そうな気がします。既にABSとほとんど変わらないPLAというのも出てきています。が、ヨットで使う部品には紫外線に強いというのが大切なので、この辺りはどうなのでしょうかね。ちょっと面白くなってきました。
と言う訳で色々とYouTubeを参考にしながら決めたのがこれ、Creality CR-10Sという機種です。国内ではボンサイラボが販売しています。

YouTubeのレビューでもお勧めだったのが決め手ですが、造形できるサイズは縦横30cm、高さが40cmで個人用のプリンターとしては大きい方の部類に入ります。部品を作るだけなら余り大きくなくても良いのですが、以前に書いたようにRCの分野でも使えそうです。
Amazonでボチッとしたのが8日で、翌9日には到着して組み立てを始め、テストプリントした結果不具合が分かったのが10日という速さでした。
実はもっと早く頼もうかと思って居たのですが、左手を怪我したままでは思うように組み立てられないので躊躇していました。それでも左手が少しずつ動かせるようになったので踏み切ってみました。
組み立てと言ってもガントリーと土台を組み上げて配線するだけなのですが、色々と考えてなるべく左手を使わなくても済むようにして完成。まだブルーの飾りは付けていませんが、こんな風になっています。


台の上の黒いのがヒーター付きのプリントベッドで元はアルミヒーターの上にガラスだけでしたが、オプションの黒いサポートを載せました。ガラスだけだと造形したものが剥がれやすく失敗の元とか。PLAで60度、ABSだと90度に熱して造形物の変形を防ぐようになっています。
ガントリーの真ん中あたりにあるファンの付いたものがプリントヘッドで160度から260度位でプラスチックを溶かしながら押し出す仕組みです。ベッドは前後方向、横方向はヘッド自体、縦方向はヘッドをサポートしているバーが上下します。
3Dプリンターは熱をある程度一定に保つ事が大切で温度管理をしっかりしないと造形物が途中で曲がってしまうこともあるそうです。9日は天気が良くて暑かったので良かったですが、ヘッドやプリントベッドの熱で近くにいると汗びっしょりになります。ある程度目途が立ったらエンクロージャーを作って別の場所に移した方が良さそうですね。
組み上げて直ぐにプリントしようとしたのは招き猫なのですが、中々うまくいきませんでした。3Dモデルから積層してプリントするコードに落とすCuraというソフトで色々と試しているうちにSDカードのスロットがうまく動作しなくなって読み込めなくなりました。初期不良のようです。この写真ではコントローラの上にSDカードを載せてあります。容量は8GBでも十分な様です。

販売元とメールでやり取りしながら今は返答待ちの状態。早速色々な物を作ろうとしてABSとPLAのフィラメントを注文したまでは良かったですが…
ヨットと余り関係ないようですが、モノ造りをしていると市販品の部品ではちょっとした事でフィットしないことが多く、と言って改造するのには溶接やら何やら手間が掛かるというジレンマがあって自分で部品を作れないものかというのがありました。
そういう意味で作るものは殆どがヨットに関係するものになると思って居ます。
取り合えずオーナーズベンチのホルダーを作りたいと思いますし、プリンターと3Dソフトに慣れたらドジャーのハードトップをこれで作りたいというのが目標です。
小人閉居して不全を為す、にならなければよいのですが…