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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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3月24日 iPadとオートパイロット、最近のiPad AISアプリ事情

最近iPhoneやiPadを船に乗せている人が増えています。私の周りにもそういった人が一杯居てナビゲーションに使っています。勿論Androidを使っている人もね。
昨日マリーナで聞かれたのはiPhoneでオートパイロットをコントロールしたいけどできますか?という事でした。結論は出来る事は出来るけど、できません。分かったような分からないような…

ポピュラーなオートパイロットはRaymarine製ですね。違うという人もちょっと聞いてください。
ST1000+やST2000+、S1、XPS5などSea Talkベースのオートパイロットを使っている方は出来ない方に入ります。唯一出来るのはiPhoneをリモートコントローラーとして騙す方法です。S100やSmartControllerが出す電波に似せるボックスを使ってiPhoneからコントロールします。余り信頼できそうにないメーカーのボックスなのでお勧めは出来ませんし、どうせならS100を買う方が適切だと思います。

最新のオートパイロットとMFD(マルチファンクションディスプレイ)を使っているとRayControlというRayMarineのソフトでコントロールできます。これからオートパイロットを入れたいと思う方はこれを使うのがベストですが、お高いのでそれなりに出費できる方向けですね。

これが出来る事は出来るけど、できませんという回答の理由です。iPhoneやiPadはそれなりに便利なので、もっと有効な使い方が出来ないかと思いますが、ナビゲーションやAISの情報取得程度に抑えて置いた方が無難そうに思えます。
(私自身が航行中に使っていても操船の方が忙しくて使いこなせないと言った方が適切かも知れませんね)

ナビゲーションとAISは少し前と事情が変わっていて、選択の幅が広がっています。
少し前だったらiPad、iPhone向けのナビゲーションソフトと言えばNAVIONICS、Plan2Nav、iNavXといったところが主流でした。AndroidやWindowsだったらOpneCPNも入りますね。

この内、AISが海図上に表示できたのはiNavXだけだったと思います。…知らないだけだったのかも知れませんけど…
一昨日の鍋パーティーでMarine Traficの話題になったので、動かしてみたら夜中の浦賀航路横断で使ったCruise Mode(ネットでAISと自船の位置を表示する機能)がナビ機能のようなものを備えたOn Courceというソフトとして独立していました。
そんな事だったので今までに調べてきた事も併せてiPadやiPhone向けAISの情報をまとめて見る事にします。殆どの情報はi-Marine Appsというサイトからのコピーです。

アプリナビゲーションAIS表示AIS取得方法海図AISとしては?
NAVIONICSコースナビ×-有料、NAVIONICSのみ×
iNavxコースナビAISレシーバー、トランスミッター有料、選択可衝突判断なし
SEAiqコースナビAISレシーバー、トランスミッター有料、選択可、CM93対応衝突判断なし
Digital Yachts NavLinkコースナビAISレシーバー、トランスミッターUKのみ衝突判断あり
AIS Radarレーダー表示AISレシーバー、トランスミッターなし衝突判断あり
Boat BeaconコースナビインターネットGoogle Map衝突判断あり
Marine TrafficAIS表示のみインターネットGoogle Map衝突判断なし
On Cource疑似コースナビインターネットGoogle Map

全て網羅できているとは思えません。他にもShip Finder HDなどAIS表示するソフトがあります。レーダー表示するものにはドイツ製のソフトで衝突アラームを実装しているものがあります。

表中のナビゲーションで「コースナビ」としたものはウェイポイントを繋げてコースにし、自船の位置を表示しながら目的地まで誘導できるものです。また、海図については現時点で選択できるもので、ソフトの改良によって選択出来る幅が広がるものもあります。アプリに下線のあるものは紹介記事にリンクしています(英語ですけど)。

AIS取得方法でインターネットとあるものは電波が届く範囲なら使えますが、AISの情報をデータベースに取り入れてから一定の間隔で配信するので遅れた情報です。これを見ながら夜間に航行するのは避けた方が無難です。ワッチしながらこの本船はどの方向に進んでいるのかな?位の使い方が適当かと思います。この記事では私がヨットで使う事を前提にしています。ボートの場合はスピードが違うので違った判断になると思います。

AISレシーバーやトランスミッターから取る情報はリアルタイムです。今現在の位置情報や向きが分かるので夜間の航行でも使えます。また衝突判断があるものは自船や相手の進行方向と速度を計算して衝突する危険がある場合はアラームで知らせてくれます。この機能はNMEAのセンテンスでCPAとTCPAが扱えるかどうかで、CPAは最接近地点、TCPAは最接近地点への到達時間です。CAPは自船を起点にした距離の円になり設定で変えるようになっています。

衝突判断なしとしたものでも出来るものもあるかも知れませんが、CPAが扱えるものをありとしています。衝突判断と言うのは中々難しくて、どのくらいの設定をするかによって有用かどうかが決まります。CPAを大きめ(例えば1NM)に取ると東京湾内ではアラームが鳴りっぱなしになりますね。DIGITAL YACHTが適切な設定値を公開していたので紹介しておきます。CPA and TCPA Alarms Explained

On Courceというソフトはまだ未知の領域で良く分かっていませんが、行先と距離を設定して航行し始めると自船の位置をネットに送信しながら相手船の位置と方向を地図上に表示してくれるようです。CPAにも対応しているようなので電波の届く距離を航行するなら有用かも知れませんね。もう少し使い込んでからレポートしたいと思います。

一昔前ならPCでしか実現できなかったAISもiPadやiPhoneで使えるようになってきました。それでもレシーバーやトランスミッターからのAIS情報をiPadやiPhoneで受信するのには少しハードルが高いのが現状です。
「船長さんの無線ショップ」ではトランスミッターとWifiのセットでこのハードルを下げて販売しています。PC向けと言っていますが、WifiであればiPadやiPhoneで受信できるので、必要であれば相談して見て下さい。

ハードルを下げる方法やアプリについては順次紹介していきたいと思っています。




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