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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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6月18日 オートパイロットのウインモードが効くようになりました。

先日来電気付いていて、今日はオートパイロットと風向風速計のお話し。

両者を組み合わせるとウインドモードと言って風の振れに合わせて舵を切ってくれる機能が使える事になっています。その筈なのに…

今まではいくら設定をいじっても効きませんでした。そこでRayMarineのホームページから両方のマニュアルを落としてよくよく読んでみるとどうやら風向風速計の接続の仕方に問題がありそうです。

オートパイロットはS1というものですが、クルーズコンピュータとしてSPX-5という弁当箱のようなものとジャイロコンパスが付いています。舵を切ってくれるドライブやコントロールパネル(ST6002というもの)との間の情報や制御はSeaTalk1という情報交換の仕組みを使っています。
一方風向風速計はi60という一世代新しいものでSeaTalkNGという情報交換の仕組みを使っていて両者の間には互換性が有りません。

そこでSeaTalkNG接続キットという棒にコネクターが付いているコンバータを使って情報交換の仕組みを変換するのです。
…が、マニュアルの接続例を見ると接続キットを使う場合と変換コードを直接使う場合の両方が記載されています。接続キットで変換してくれる筈なのですが、現実的には旨く行っていないのです。

そこでRayMarineのサポートサイトでQ&Aを探してみると変換キットを使っていると旨く行かないという例がありました。口語体で書かれていたりするので内容が旨く理解できないのですが、SeaTakNGの機器が一台の場合は変換コードだけで良いらしいのです。SeaTalk1は芋ずる式にケーブルを繋げていくので多分これが正解の様な感じです。
これは試してみる価値が大きいという事でマリーナへ。

前置きが長くなりましたが…

今までの接続方法はというとこんな風になっていました。
20160618-001.jpg
下に見えるコネクターの塊のようなものが変換キットです。ここへオートパイロットのST6002から変換コードでつながっています。
これだと次の様にウインドモードには入りませんでした。
リモコンでウインドモードに入れるところ
20160618-002.jpg
その結果。左上のST6002には変化が無くて通常のオートモードで、リモコンも同様です。
20160618-003.jpg

風向風速計とST6002を変換コードだけで接続します。
20160618-004.jpg
同様にリモコンでウインドモードに入れるところ
20160618-005.jpg
結果。ST6002、リモコン共にウインドモードになりました。
20160618-006.jpg

マニュアルではクルーズコンピュータのSPX-5はSeaTalkNGと直接繋げられるポートを持っていますが、SeaTalkNGケーブルが長くなるのと電源を別にとる必要があるそうなので、今回の変換コードで繋げるというのが正解のようです。


旨く動きそうなので早速出港です。
南東4m位なので試すのに丁度良い風です。

クローズホールドで見掛け37度でウインドモードにするとビックリ。風の振れに合わせて舵が動きコースが少しずつ変わります。艇速はというと何時ものオートモードと比較にならないくらい上がっています。
20160618-007.jpg

微妙な風の振れも良く拾っているようで、下手に自分で舵を取るよりも旨いのです。引き波を受けている時も風の振れに合わせていて艇速が落ちません。トリムに集中できるのでこれは便利です。

ダウンウインドではどうかと思い、八景島の前でUターン。リーチング、ブロードリーチ、機械式のウインドヴェーンが苦手なはずのランニングでも微妙な振れを確実に捉えます。
コースを替えたいときはオートにして進路を変え、ウインドモードに切り替えれば良いのです。セールトリムは後から…

一番メリットが大きいのはランニング。メインを引き気味にしてジェノアに厚く風を当てている時(180度よりも5~20度位風上に向けています)、オートや手動では風の振れに合わせるのがとても大変なのですが、ウインドモードにしておくと常に一定に保ってくれるので、艇速が落ちないだけでなくトリムに集中出来ます。

マリーナへの戻りで湾口近くになった時、風向きが変わったのか、Wind Siftというメッセージが出てピー音と共にウインドモードが止まりました。マニュアルを良く読んでいないので対処方法が分からずにオートに切り替えましたが、急変した時に意図しないコース変更を防いでいるのでしょうね。

ウインドモードではコースが微妙に変わるのでワッチはおろそかにできません。それでも、どの方向にコースを取っても楽なのでクルージングではこれが一番使えそうです。レースでオートパイロットが禁止されているというのも分かるような気がしますね。


因みに、達観ですが…
SeaTalk1とNGとの間の制御情報は一方通行の様な感じで、変換キットを使う場合の例にはコースコンピュータがNG側に記載されています。つまりSeaTalkNGがメインでSeaTalk1から変換キットを介して情報を伝えているようで、制御はNGの中だけで完結しているようです。
反対に今回の様にSeaTalk1側にコースコンピュータがある場合の制御はSeaTalk1の中で完結していて、SeaTalkNG側からは情報を伝えるだけで良い訳ですから、変換ケーブルだけでSeaTalk1に情報を伝えているようです。

考えてみると制御って舵を切ったりエンジンをコントロールしたりという事で、風向風速、深度、スピードなどは制御の基になるだけで分かれば良いのですから情報として伝われば良いのですよね。

NMEA0183や2000の様に仕様が公開されている訳では無いので、経験や勘でやっていますが、US RayMarineではトレーニングコースがあるようなので、受けるとより分かるかも知れませんね。




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コメント
403: by Catseye on 2016/06/19 at 09:29:35

セルさん、おはようございます。

何とか動くようになりました。マニュアルってきちんと書いてあるので、その通りにやって動かなかったら故障か繋ぎ間違いなんですね。
英語のマニュアルは昔取った何とやらですが、最近はルーズに読む癖がついていましたから分からなかったようです。

便利さはこれから実感ししようと思っています。ちょっと試しただけで物凄く便利なので、クルージングで使うのが楽しみになってきました。

これでメインセールを新調したらもっと快適になると思いますよ。

402: by セル on 2016/06/19 at 02:24:52 (コメント編集)

やりましたね 本来持っている能力が発揮できたんですね
これめちゃくちゃ便利ですよ やっぱり風向風速計と合わせて繋いでいるだけの事はあります
これで深夜のクルージングも安心して寝れますね
因みにセイルとの兼ね合いやヒール角はどうやって決めていくのかまた今度解説してください
興味あります

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