3月17日 保田クルージング その2
クルーズ・セーリング > 2016年 - 2016年03月18日 (金)
寝苦しくて騒々しい夜でした。起きた時点で気温は14度。昨夜は揺れが結構あり、時々目を覚まされました。
それでも自然の中での目覚めは格別です。
NHKのニュースと天気予報を見ながら起床。これって自宅のビデオをリモートでつけてネット経由で見ているのですが、分かる人にはわかる?
今朝は朝食がお楽しみタイムです。ODOYAで用意した食材を使ってワンプレートのブレックファースト。メニューは目玉焼きとベーコン、野菜不足を補うレタスと即席のドレッシング(ケチャップ+マヨネーズ+からし、お酢があれば尚可)にフランスパンを使ったキューバサンドとコーヒー。
キューバサンドは何とかフライパンで美味しいトーストが食べたくて見つけたもの。フライパンにオリーブオイルとバターを溶かして斜め切りのフランスパンをトーストします。バターを追加してひっくり返し、焼けた方にチーズを乗せ、さらにひっくり返して焼けばチーズがとろけて見た目もOK。焦がさないのとフランスパンの場合はオリーブオイルとバターを多めにするのがコツ。周りはカリカリ、中はふっくらに仕上がります。
三人分ができたところで朝食開始。なんとなく笑みがこぼれるのがうれしいところです。充実の朝食でした。
腹ごしらえができたところで出港。南に向けて左舷側を桟橋に付けているので南西の風では桟橋に押し付けられます。ここでちょっと一本舫いをご披露。左舷のウインチに舫いを付け、桟橋のクリートに行って来いでロープを取ります。スロットルを少し開けると船は桟橋に押し付けられますが、沖舵にするとバウが桟橋から離れようとするので舫を解くとそのまま発進できます。シングルハンドの知恵ですね。
港内でメインセールをホイストして出港。少し波がありますが良い風です。少しすると沖合に3本マストの帆船が

雰囲気ありますね。
少し離れてK津さん艇。

もう少し良い位置で撮りたくて追いかけましたが追いつかないのでした。
アシカ島位を目標に本線航路を渡り切ります。丁度第一ブイから観音崎、第三ブイを直線で結ぶ位置から観音開きに。観音開きの機帆走ですね。速度は6~7ノット前後。ペラを止めても5ノットより落ちません。風速計が6m位なので真風速は8m以上でしょう。観音崎を回ってからが思いやられます。
それでも波に乗りながら少し良い気分で…、隣を走っているタグボートの半分くらいの速度でしょうか。
波もある強い風で観音開きするとブローチングしたときにワイルドジャイブが心配ですよね。でもペラをある程度回してブローチングを防ぎ、いざというときのブームブレーキもあると安定したランニングができます。ローリングはしますが我慢の範囲内。しかもオートパイロットですからやる事と言ったらなるべく後ろに座る事位です。こんな時には座椅子が便利ですよ。疲れないですしね。
で、問題の観音崎を回ってからは斜め後ろから風を受けるクオーターリーです。この角度だと少々の風なら乗り切れてしまうと思いたいです。
フルセールで方向を変えるといきなりのブローチング。オートパイロットのドライブが悲鳴を上げるようにして右に左に舵を切ります。
風速は7m程度。座椅子に座っているとスターンが回りたがっているのが分かります。
これだけなら大丈夫と思った瞬間、10mを超えるブローが。
ここからは風波との格闘です。周りを見ている余裕などないのですが、潦艇がリーフしようと方向を変えたのを見た位にはまだ 余裕がありました。追い波なので結構サーフィンします。波が過ぎ去る瞬間バウが持ち上がり次の波で下がっていくとブローチングの始まりです。過去の経験から少しエンジンを強く回してあげるとバウの落ち込みが少なくてブローチングは防げます。
ショートクルージングテクニックですね。ロングではエンジンを切るようにするでしょうからあまり使えないと思いますが…
風はその内に落ちるだろうと踏んでいたのですが強くなる一方です。猿島を通過する辺りから10mを超え、瞬間で12mまで上がってきました。ブロードリーチなのにヒールが強くなって何かにつかまっていないと振り落とされそうです。
見かけの風で120度ですからフルメインを逃がしながらジブを巻きます。それでも速度は7.2ノットまで上がっています。これを超えるとブローチングが激しくなってフルメインでは走り切れません。何とか収まってほしいものです。
漸く余裕ができて撮ったショットがこれ。

スタータンパルピットの支柱とフラグロープの間に見える波は時折やってくる一発波です。この写真を撮った直後、本線の引き波と追い波がぶつかってできた1m位の波に突っ込んでしまいました。これまでドジャーのスクリーンは奇麗だったのですがこれで真っ白に。
波が高い時に撮った写真に限って穏やかに撮れてしまうのですが、最近連射するようにしたら少しはましなものが撮れるようになりました。それでも本当の波の凄さは中々表現出来ないものです。
実際は恐怖心もあってもっと凄い事になっているのですけれどね。

風車の少し前で潦艇が気になって電話で安否確認。見えるところにいると言われても見えないんですけど…
実際は岸寄りを走っていたらしく見えませんでしたがマリーナ入口でミートでした。
自バースへ向けて着岸準備しているとK津さんと聖ちゃんが桟橋を走っています。風が強いので着岸を手伝いに来てくれたのです。お陰でスムーズに舫えました。いざというときに頼りになる相棒達です。
艤装を解いてクラブハウスに向かうとK道さん。エンジンを使う時間が長くなるだろうから西へ向かう前に排気パイプを交換した方が良さそうとの事。また遠州灘から熊野灘にかけては岸寄りに西進の潮があるので、行きは岸寄り、帰りは沖出しのコースが良いとアドバイスを頂きました。黒潮の反流が岸寄りにあって2ノットは違うそうです。
今回のクルージングでエンジンの最高回転を試した後でエンジンルームのスターンパイプ辺りから金属音とペラがぶれるような音がしたので事前にチェックしておいた方が良さそうですね。
昨日と打って変わった気候だったので戸惑いましたが、楽しく過ごせたクルージングでした。
今度は何時行こうかな。
西行の際は下田から串本まで一気に行こうと思うとどうしても夜走る事になるのです。これに備えて夜出発して大島まで行きたいと思っているのですが…
それでも自然の中での目覚めは格別です。
NHKのニュースと天気予報を見ながら起床。これって自宅のビデオをリモートでつけてネット経由で見ているのですが、分かる人にはわかる?
今朝は朝食がお楽しみタイムです。ODOYAで用意した食材を使ってワンプレートのブレックファースト。メニューは目玉焼きとベーコン、野菜不足を補うレタスと即席のドレッシング(ケチャップ+マヨネーズ+からし、お酢があれば尚可)にフランスパンを使ったキューバサンドとコーヒー。
キューバサンドは何とかフライパンで美味しいトーストが食べたくて見つけたもの。フライパンにオリーブオイルとバターを溶かして斜め切りのフランスパンをトーストします。バターを追加してひっくり返し、焼けた方にチーズを乗せ、さらにひっくり返して焼けばチーズがとろけて見た目もOK。焦がさないのとフランスパンの場合はオリーブオイルとバターを多めにするのがコツ。周りはカリカリ、中はふっくらに仕上がります。
三人分ができたところで朝食開始。なんとなく笑みがこぼれるのがうれしいところです。充実の朝食でした。
腹ごしらえができたところで出港。南に向けて左舷側を桟橋に付けているので南西の風では桟橋に押し付けられます。ここでちょっと一本舫いをご披露。左舷のウインチに舫いを付け、桟橋のクリートに行って来いでロープを取ります。スロットルを少し開けると船は桟橋に押し付けられますが、沖舵にするとバウが桟橋から離れようとするので舫を解くとそのまま発進できます。シングルハンドの知恵ですね。
港内でメインセールをホイストして出港。少し波がありますが良い風です。少しすると沖合に3本マストの帆船が

雰囲気ありますね。
少し離れてK津さん艇。

もう少し良い位置で撮りたくて追いかけましたが追いつかないのでした。
アシカ島位を目標に本線航路を渡り切ります。丁度第一ブイから観音崎、第三ブイを直線で結ぶ位置から観音開きに。観音開きの機帆走ですね。速度は6~7ノット前後。ペラを止めても5ノットより落ちません。風速計が6m位なので真風速は8m以上でしょう。観音崎を回ってからが思いやられます。
それでも波に乗りながら少し良い気分で…、隣を走っているタグボートの半分くらいの速度でしょうか。
波もある強い風で観音開きするとブローチングしたときにワイルドジャイブが心配ですよね。でもペラをある程度回してブローチングを防ぎ、いざというときのブームブレーキもあると安定したランニングができます。ローリングはしますが我慢の範囲内。しかもオートパイロットですからやる事と言ったらなるべく後ろに座る事位です。こんな時には座椅子が便利ですよ。疲れないですしね。
で、問題の観音崎を回ってからは斜め後ろから風を受けるクオーターリーです。この角度だと少々の風なら乗り切れてしまうと思いたいです。
フルセールで方向を変えるといきなりのブローチング。オートパイロットのドライブが悲鳴を上げるようにして右に左に舵を切ります。
風速は7m程度。座椅子に座っているとスターンが回りたがっているのが分かります。
これだけなら大丈夫と思った瞬間、10mを超えるブローが。
ここからは風波との格闘です。周りを見ている余裕などないのですが、潦艇がリーフしようと方向を変えたのを見た位にはまだ 余裕がありました。追い波なので結構サーフィンします。波が過ぎ去る瞬間バウが持ち上がり次の波で下がっていくとブローチングの始まりです。過去の経験から少しエンジンを強く回してあげるとバウの落ち込みが少なくてブローチングは防げます。
ショートクルージングテクニックですね。ロングではエンジンを切るようにするでしょうからあまり使えないと思いますが…
風はその内に落ちるだろうと踏んでいたのですが強くなる一方です。猿島を通過する辺りから10mを超え、瞬間で12mまで上がってきました。ブロードリーチなのにヒールが強くなって何かにつかまっていないと振り落とされそうです。
見かけの風で120度ですからフルメインを逃がしながらジブを巻きます。それでも速度は7.2ノットまで上がっています。これを超えるとブローチングが激しくなってフルメインでは走り切れません。何とか収まってほしいものです。
漸く余裕ができて撮ったショットがこれ。

スタータンパルピットの支柱とフラグロープの間に見える波は時折やってくる一発波です。この写真を撮った直後、本線の引き波と追い波がぶつかってできた1m位の波に突っ込んでしまいました。これまでドジャーのスクリーンは奇麗だったのですがこれで真っ白に。
波が高い時に撮った写真に限って穏やかに撮れてしまうのですが、最近連射するようにしたら少しはましなものが撮れるようになりました。それでも本当の波の凄さは中々表現出来ないものです。
実際は恐怖心もあってもっと凄い事になっているのですけれどね。

風車の少し前で潦艇が気になって電話で安否確認。見えるところにいると言われても見えないんですけど…
実際は岸寄りを走っていたらしく見えませんでしたがマリーナ入口でミートでした。
自バースへ向けて着岸準備しているとK津さんと聖ちゃんが桟橋を走っています。風が強いので着岸を手伝いに来てくれたのです。お陰でスムーズに舫えました。いざというときに頼りになる相棒達です。
艤装を解いてクラブハウスに向かうとK道さん。エンジンを使う時間が長くなるだろうから西へ向かう前に排気パイプを交換した方が良さそうとの事。また遠州灘から熊野灘にかけては岸寄りに西進の潮があるので、行きは岸寄り、帰りは沖出しのコースが良いとアドバイスを頂きました。黒潮の反流が岸寄りにあって2ノットは違うそうです。
今回のクルージングでエンジンの最高回転を試した後でエンジンルームのスターンパイプ辺りから金属音とペラがぶれるような音がしたので事前にチェックしておいた方が良さそうですね。
昨日と打って変わった気候だったので戸惑いましたが、楽しく過ごせたクルージングでした。
今度は何時行こうかな。
西行の際は下田から串本まで一気に行こうと思うとどうしても夜走る事になるのです。これに備えて夜出発して大島まで行きたいと思っているのですが…