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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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8月1日 キャビンドア詳細

内部の写真が少ないようです、ドアが気になりますとのコメントを頂きました。3月8日に投稿した写真に加えてヒンジ部分の詳細とドアの構造を図解してみましたので、もう少し詳細に説明させて頂きます。

ドアの改造は2点。キャビンドアとフォクスルドアです。フォクスルに寝ている時でもメインキャビンから気兼ねなくヘッドが使えるようにしたいと思い改造する事にしました。

●キャビンドア。
キャビンドアはオリジナルのルボンにも装備されていますがヘッド側にしか開かず、フォクスルまで体を移動させてからドアを閉めなければなりません。今回の改造ではドアをキャビン側にもヘッド側にも開くようにしたので、キャビンからヘッドルームへの出入りは容易です。
両側に開かせるための仕掛けは次の構造図のようにしてあります。スイングアームに面付けスライドヒンジでキャビンドアを取りつけ、スイングアームをヒンジでバルクヘッドの補強材に取り付けてあります。スイングアームとバルクヘッドの補強材はバレルボルトで固定する仕組みです。
door.jpg
キャビンから見るとこんな風に閉じていますが、ドアをキャビン側に開けると右の写真のようになります。このときバレルボルトはスイングアームを固定する位置にします。ドアはキャビン側にせり出してくるような感じで開き90度で止まります。
DSCN2635_035.jpg DSCN2636_036.jpg
固定した状態の上下のバレルボルトと開いたスライドヒンジです。
DSCN2637.jpg DSCN2638.jpg

ヘッド側にキャビンドアを開く場合は両方のバレルボルトを開けてドアをヘッド側に押し出します。ドアのサイズをバルクヘッドの切り欠きにピッタリ過ぎる位に作ったので、ドアの下を蹴り出すようにして開いています。
DSCN2639.jpg DSCN2643_040.jpg

キャビンドアはキャッチで固定して航行中は動かないようにしています。

この仕掛けの要はスイングアームとザクリの要らないスライドヒンジです。
・スイングアームの丁番を支点としてドア全体がヘッド側に開く。
・スライドヒンジはキャビン側に開く時、ドアをキャビン側に押し出すようにスライドするのでドアの形をバルクヘッドの切り欠き(ドアの形)にピッタリ納まるように作ってもキチンと開く。

使用した部材
キャビンドア~シナランバー12mm×90cm×180cm 1枚
面付けスライドヒンジ~3個
スイングアーム~朴材 70mm×35mm×90cm 1枚 (上下を10cm位バレルボルトの固定用に切り出しています)
ヒンジ(丁番)~中くらいの物を4個 (ドアの荷重が掛かるので個数を多くしています)
バレルボルト~中型の汎用品を2個 (最初は小型の物を使いましたが、直ぐに壊れました)
キャッチ~コンパスからの距離が遠いので安い鉄製のキャッチを使っています。
スライドキャッチ~キャビンドアを閉めた時のロック用金具で汎用品を使いました。ゲスト用です。
ニス~水性ニス(水没する事も無いと思ったので普通の水性ニスです。色はメープルを使いました)
取っ手~木製の市販品を使いました。
ベンチレータ~15mm×5mmの木材を組み合わせてベンチレータらしく見えるように組み上げました。

●フォクスルドア
フォクスルドアはヘッドとフォクスルを仕切ってフォクスルを完全に独立した個室にする為のドアで、オリジナルのルボンにはありません。
ドアは12mmのべニア板からそのままバルクヘッドの切り欠きより大きめに作ればよかったのですが、折りたためるようにしようとしていたので、二分割で切り出してしまいました。後から一枚に繋ぎ合わせてあります。
DSCN2640_038.jpg DSCN2641_039.jpg

フォクスルドアの丁番は元のキャビンドアを止めていた丁番を流用しました。
上右の写真で取っ手の上に付いている小さな金具はボールキャッチといってフォクスルドアを閉めた時にドアを固定する金具です。キャビン後ろの右舷物入れに使われているキャッチでルボンのオーナーには馴染みのある金具ですが、こんな形をしています。キャッチの受け台座部分の面積が小さいのでヨットのように狭い所では便利な金具です。

このドアの開閉に特殊な細工はありません。ドアがヘッド側に開くようになっていて、開いた時はキャッチで止めるようになっています。
両方のドアを閉めると、こんな感じになります。
DSCN2643_040.jpg DSCN2644_041.jpg

使用した部材
ドア~シナランバー12mm×90cm×180cm 1枚
ボールキャッチ~ステンレス製中型 1個
キャッチ~メインキャビンドアと同じ。
ニス~水性ニス(メインキャビンドアと同じです)
取っ手~アルミ製の市販品を使いました。
ベンチレータ~メインキャビンドアと同じです


何時もは両側のドアとも閉じた状態にしてセーリングするようにしています。作ったのが冬場から春に向かう時だったので、夏場の暑さを心配しましたが、夏場の今時点でも不具合は見当たりません。冬場はドアを閉めるとストーブだけでキャビンの中が暑い位に温まります。
因みにベンチレータの位置はヘッドの匂いがスルーハルのベンチレータから抜けるよう、キャビン側は下部(ヘッド側に風が抜ける)、フォクスル側は上部(ヘッド側に風が抜ける)に設けてあります。

両方のドアをヘッド側に閉じる場合はフォクスルドアを閉めてからキャビンドアを閉めないとうまく閉まりません。また、キャビンドアをヘッド側に閉める時はドアを開けた状態で下のバレルボルトを緩め、ドアを半閉にして上のバレルボルトを開放するなど、ちょっとしたコツが要ります。

それでもフォクスルが独立した個室になるのでドアを設けた価値はあったと思います。6月の一泊ショートクルージングではフォクスルを寝室にしましたが、ドアを閉じると別世界のようでした。それまでのLDK兼ベッドルームが1LDKになったような感じです。

ゲストをお迎えした場合、よくよく説明してもドアの構造が複雑なせいで「ドアが壊れてしまった」とゲストを慌てさせる一面もあります。が、ヘッドをよく使うような場合でもフォクスルに置いた荷物が目立たないと言った利点もあるので私としては気に入っている改造だと思っています。

他にも改造しているところがあるので、少しずつ紹介していきたいと思います。


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