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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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12月10日 セーリングの筈でしたが

朝、起きてみると快晴。これはセーリングですよね。

早速出かける用意をしてマリーナへ急ぎますが、こんな時に限って諸々の用事が入るのはどうしてでしょうか。
着いてみたら12時でした。用意してきたサンドイッチをパクついている内に昨夜考えていたことが気になり始めてメンテナンスモードに突入です。(実は考えすぎて眠れなかったという噂も…)

ここ1年半位の間、メインシートをダブル(純粋に二本と言う意味です)で運用してきました。ドジャーを装備するのにそれまでのコンパニオンウェイ手前にメインシートのスライダーを置いてブームの後ろにリードするオーソドックスな形から、大型艇によく見られるようなメインハッチの上にメインシートがある形に変更していたのでした。

シートの取回し方は色々と変遷があって数え切れませんが…
初代
20130412_008.jpg
これはジャーマン式(でいいんですよね)と言って左右にメインシートを振り分けただけのバージョンです。両舷で引けるというメリットがありましたが、倍率が2倍と重くてシートを引き切れなかったため早々にリタイアとなりました。

二代目
20130510_009.jpg
これが今まで使っていたダブルのメインシート方式です。同じように見えますが、左右のシートは独立していてそれぞれ引けるようになっています。シートを出すには両方のシートを緩めます(緩める量は左右違いますが…)。

これで何が良いのかと言うとブームが固縛されたかのように動かないのです。クローズホールドの場合を例にとると両方のシートを引いてブームを真ん中、風上下のどこにでも止められ、両方のシートの引き加減でメインセールのドラフト(上から見た断面でセールが描く円弧)の深さをどのようにでも調整できます。
また、ランニングでは風下側のシートがブームストッパーの役割を果たすのでワイルドジャイブ(風下に向かっている時、ブームが急に反対側に動く事。頭を打ったりして非常に危険)とは無縁です。

良いことづくめのダブルメインシートですが、欠点が一つ。ジャイブなどシートの移動量が多い方向転換ではジブシートと一緒には扱えません。シングル故ですが手は二本しかないのでジブシートを手繰って調整してからメインシートに手を付けるという事になりますし、必ず左右のシート調整が必要になるのです(クローズホールドでも場合によって調整が必要になります)。
昨日の楽々セーリング装備を見ているとメインシートだけ手間が掛かるという事で特異の存在です。

こんなデメリットのある物を今で使い続けてきた理由はメインセールの性能でした。どの方向に進むにしてもドラフト量を適当に調整できるというのは微風から強風までセールが発揮する力を最大限まで高められたからです。使い古したメインセールでも30fsクラスのクルーザーと並走して負けなかったというのもありました。
その代りにメインセールのトリムは敏感で怠けているとたちまちスピードが落ちてしまうという繊細さも併せ持っているのです。これってクルーシングを主体にするヨット向きではなくてレース用みたいですよね。

最近になって少し(大いに…)怠惰になってきて、メインセールのトリムは後からでどうでもいいや…なんてことが多くなりました。そこでメインシートに余り気を遣わずに済む形式に替えたかったのです。

今月号の舵誌上にジャーマン式メインシートを備えた30ftクラスヨットの紹介があり、見たら簡単そうに思えたのがきっかけでメインシートの取り回しを変更する事にしました。

あ~前置きが長かった事。

取り敢えず変更した後がこれです。(赤白のシートがメイン、左右の青はブームブレーキ、前に伸びているのがバングです)
20141210_001.jpg

20141210_002.jpg 20141210_006.jpg
多分どこが違うの?という事だと思いますが、根本的に違うのはドジャー下のウインチに向かうシートが一本だという事です。複雑そうに見えるのは初代のジャーマン式が応力2倍だったのに対して今回は4倍にしたという事で取り回しが複雑そうに見えるのです。

言葉でシートの取り回しを言うと
シートはブームから始まっています。
シートは左舷側の縦型ダブルブロックの下側に入ってブーム中央のシングルブロックを介して右舷側の縦型ダブルブロックの下を経由
更にブーム中央のダブルブロックを介して左舷側の縦型ダブルブロックの上側を通してブーム中央の同じダブルブロックを通り右舷側の縦型ダブルブロックの上側を経由
更にブーム中央前のシングルブロックを通ってマスト側のブロックからドジャー下のウインチにリードされています。

ふー疲れた。

20141210_004.jpg 20141210_003.jpg
これがシートの通り道の心臓部です。ブーム下のブロックはシングルとダブルが各々一つで、シートの通り道としては3つになります。
これにメインシートをウインチまで通すのがこんな仕掛けになっています。
20141210_005.jpg 20141210_007.jpg

舵誌の例では30ftでも2倍ですが、セール面積の小さい26ftの船で4倍がなぜ必要かと言うと
・ 主要ブロックの位置が30ftクラスよりずっと前にあるのでテコの原理でより強い力で引く必要がある。
・ そもそも乗り手が非力な上に体力が落ちている。歯の関係も…
からです。

ドグハウス上のウインチでシートを引くとブームを真ん中まで引けます。風が強い場合にどのくらいまで引けるかはこれからですが、ブームがコチンコチンに固定されるまで引けたので期待できそうですし、。船を反対に向ける時(タックやジャイブ)、メインシートの扱いが楽になります。

反対に期待できないのはフリーでシートが出ている場合です。ブームパンチ(ブームが勢いよく振れ、頭を打つ事)よこんにちは…
それにブームは中央に留める以外は動き回ります。これも今までは無かったのでブームの動きに今までよりも注意が必要になります。ドグハウスの上で作業をするときにブームカバーにつかまっていた癖を早く直さないと…


初代と同じ構成にしたり片側2倍から反対舷の2倍にリードしたりと色々試している内にあっという間に時間が過ぎてしまい、出港には遅い時刻になってしまいました。
キャビンでストーブにあたりサルサを聞きながらマッタリタイムです。ちょっと季節感が違うような…


追記
写真を見ていて気が付きました。ドジャーを作ってから1年強になりますが思ったよりアクリルが綺麗で透明度が落ちていません。屋根に続くブラウンのアクリルは少し色褪せてきたように思いますが、どこまで持つか楽しみです。



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