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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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3月24日 O田さん艇でスピンを初体験

O田さんからスピンの体験に船を使ってくださいとの事で、有難く体験させて頂く事に。

少し早めに家を出てマリーナに急ぎます。自艇からスピンとライジャケ等を取ってO田さん艇に行き、出港準備を…
同じ型のヨットと言ってもメインハリヤード等のロープの取り回しは千差万別です。マストステップ周りのロープを手繰りながら艤装を進めます。

スピンもロープ類が絡まないよう注意深く準備を終えた頃にO田さん夫妻がご到着。一応確認してもらってからソックスを被せたままスピンを揚げての出港です。昨日の連絡でスピンを自分でセットできるかどうか試してみて…と言われてその気になっていたのでした。

黄色ブイ辺りでは船の上下動が少し激しく、風も強いように感じました。初めてスピンを揚げるにしては少し強すぎるような気がしたので一旦スピンを収納。

八景島を目指して上って行きます。
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フルセールですがそれ程ヒールしないので八景島沖まで来たところで反転してスピン展開の準備を進めます。

スピンバッグにスピンを入れてからの再挑戦です。
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次にハリヤードを付けてスピンをホイスト。ソックスを引き上げてスピンを展開します…
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ところがスピンの裾がずり上がってしまい、うまく上がっていきません。風が弱いのでスピンに風が入らずソックスと一緒にたくしあがっていきます。
スピンの裾を抑えながらなんとかソックスをハリヤードの位置まで上げました。
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ソックスを上下させるロープをマストに留めてホイスト完了。

スピンシートの調整はO田さんがやってくれました。クォーターリーでスルスルと船が動いていきます。ちょっと不思議な感覚です。これだけ風が弱いのに船が進むのです。
ちょっと感動モノだったのとスピンを揚げ終えたところで「はいポーズ」…
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ティラーとスピンシートを預かって操船してみます。
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ジャイブにも挑戦。八景島方向に向けランニングの状態でシートを緩めるとスピンが舞い上がって大外を回したシートが反対舷に引けるはず…
シートを緩めた途端にファーラーに回しつけたタッカーが緩んで下がってきてしまい、クリューがフォアステイに巻き付いてしまいました。失敗です。風が弱い時や強すぎる時は一旦スピンダウンしてから揚げなおした方が良さそうです。

気を取り直して再挑戦。ランニング状態でタックを緩めシートを手で回してうまく行きました。シートがフォアステイにすれている状態ではうまく行かないようです。ある程度風があればタックを緩めるだけでスピンが前に飛んでうまくジャイブ出来そうな感じはしますが…

風は右後ろから吹いている状態なので、どのくらい上れるかも試してみました。アピームはパワフルで、クローズリーチの辺りまで上れるようです。感覚的な物なので実際はアピームより少し上ったくらい位かもしれませんが…

上りすぎるとラフ(スピンの風上側)が潰れてしまうので急にパワーが落ちてしまいます。ビラビラしているしている状態が良いようです。時にラフが巻いているようになっているのも上りすぎなのですかね。
タックを少し上げてラフを良好な状態にしてリーチ(スピンの風下側後端)を調整してみます。クローズリーチに近い状態では結構引き込んでもパワーが落ちません。ジブシートと違ってシートを動かす範囲が大きいようです。

ランニングに近い時はシートの操作だけで良いのですが、クローズリーチに近くなってくるとジブと同じような感じになって来ます。リーチを引き込みたくても手でシートを下げるしかありません。こういう時にツィーカーというシートを引き下げるロープを使うのでしょうね。

タッカーを使ったスピンというのはタックはタッカーで固定されていますが上下できますし、シートとハリヤードとの3点でスピンと言うセールを吊った状態で風を受ける方向によってもセールの形状が変化しますからトリムの幅はジブの比ではなさそうです。その分面白そうですね。

風が弱いのでどんなにシートを引き込んでも大丈夫ですが、6~8m位吹いたらシートにはかなりのテンションが入りそうです。シングルで揚げるのにはハリヤードを含めてロープの取り回しに工夫が必要な感じです。

マリーナが見える位まで来たら風が上がってきました。結構気持ちよく走れます。気を良くして凄いですねと言っているポーズ…
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この後でランニングにしてスピンをメインセールの陰に入れてスピンダウン。ソックスを引き下げてからフットをスピンバッグに入れ、ハリヤードを緩めてもらいながら順次バッグの中に収めます。ハリヤードを外して収容完了です。水に浸かることもなく収められました。

この後マリーナに戻って昼食タイムです。
スピン帆走の気持ちよさが素晴らしかったので話題も盛り上がります。一方でシングルでハンドリングする時に必要な工夫も色々と頭を過ります。

スピンのホイストはどうしてもバウ作業になるので注意が必要なことは言うまでもありませんが、左右舷のどちらから風を受けているかによってスピンの準備が少し違ってきます。
スピン自体は風をはらんでいれば左右舷のどちらにも展開できますが、ソックスを上下させるロープ、ハリヤードとフォアステイはそうはいきません。左舷側に展開するつもりで準備していて右舷に展開してしまうとフォアステイにソックスロープが絡んでしまいます。
いっその事フォアステイの前にスピンバッグを持ってきてシートをフォアステイの前に持って来ればよいのかなと思ったりもしてしまいます。丁度バウパルピットの上に乗せる足場を準備していることもあるので…

ホイストの際にはもう一つ。スピンシートの張をどの程度にしておくかも考えどころですね。左舷に展開するとして、右舷側のシートは一杯に出して左舷側は適度に調整する必要があります。弱風ではフットが上がらないようにする工夫も必要なようです。

舵はオートパイロットに任せて風の振れはリモコンで調整すれば良さそうです。

一旦揚げてしまえばシートを調整するだけなのでそれ程には難しくなさそうです。周りに船が居なければの話ですが…
今日は風下側でトリムしていましたが、タックとクリューの両方をトリムしながら前を見張るのには風上側が良さそうな感じでした。スピンの張を見るのには風下側なので、体を動かした方が良いようです。

スピンダウンの際はスピンをメインの陰に入れ萎ませてからソックスを被せておけばハリヤードで吊ったたまま入港することもできそうです。それでもそれなりの水(周囲の作業範囲の広さ)が必要でしょうからぎりぎりまでスピンを展開するというのはやめた方が良さそうです。(レースじゃないですから…)

こんな感じですがスピンを張ると見栄えが良いだけでなく、スピードが上がるので気持ちよくセーリングできます。色々と工夫しながら一歩ずつ進めていきましょうか。

O田さんご夫妻は明日の風と波の情報を見て船内泊しても無理そうなので帰られました。よくよく考えると今日はスピン体験の為にいらして下さったのですよね。ありがとうございました。感謝です。


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