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所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

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7月11日 係船の練習

今日はマリーナに着いた時の風が7M位とセーリングに絶好のコンディションでした。
ところが出港準備が終わった頃には12mまで上がっています。ちょっとしたスリルを味わえそうなのですが、軟弱にも係船練習に切り替え。

月曜日に出船状態で係留したせいもあって強風下での係船を何とかしたいと思っていました。そこで次なる係船システムを考案。(他の方のブログで紹介されているものを改良した事になると思いますが…)

まず、バウからスターンまでの長さの二倍以上のロープを用意します。
バウとスターンにブロックを配置します。このブロックに用意したロープをバウからスターンまで折り返すようにループ状態にします。手元で更に二回小さいループを作った状態にします(以下手元ループ)。
手元ループをフィンガーのクリートに掛けてバウとスターンから引張ります。
この手元ループはバウとスターンからロープを引くとクリートに巻き付いて動かなくなります。

実はここが一番のポイントで、クリートに巻き付けて前後(この場合ではバウとスターン)から引張ると、それだけでループにしたロープは固定されます。
後はバウとスターンのロープを手元に引き寄せると…

何と、船体のほぼ真ん中でバウ方向とスターン方向に引ける係留索が出来上がるのです。

イメージはこんな感じです。
20110925_001.jpg
バウからスターンまでロープを一本物で、コクピットでループするような長さです。
このイメージは左舷ですが、実際は右舷にこんな仕掛けをしました。このシステムで着岸を試してみます。幸いに12M位の風に恵まれて、自バースを出るときに船首を風に立てるまで相当な力が要りました。風向きは南西。フィンガーから船首が離れる風向きなのです。

ブローが来るとバウとスターンから取った舫がピンと張って、クリートに仮止めしていないと持って行かれてしまいます。堪えながら船首を右に振って出船でもストレートに出られるよう進行方向を決めていきます。
何とか出船でもお隣と接触せずに出られるよう調整できました。
それっ、とばかりスロットルを前進に入れて自バースを離れます。

問題はこれからです。取敢えず手元ループの長さを手元で調整します。前後の長さを調整しながら、手元ループが潰れないようにループの長さを調整します。この手元ループをフィンガーのクリートに掛けられれば係船システムとしては出来たも同然です、

リバースのまま自バースに近づきます。やってみれば簡単そうですが、手元ループをフィンガーのクリートに引っ掛けるのが大変です。
手元のループはクリートに掛けやすいよう、それなりの長さを保つようにしてあります。でもシングルの悲しさ故、ティラー、エンジンコントロール、ループ舫の全てをコントロールしながら手元ループ部分をフィンガーのクリートに掛けるのは大変です。

一回目は失敗。手元ループが縮んでしまい、フィンガークリートに掛けられません。一度前進してやり直しです。

二回目は何とか手元ループをボートフックで引張りながらフィンガーのクリートに引っ掛けて着岸できました。

一般的なボートフックの先端形状はフィンガーのクリートに引っ掛けて船体を引き寄せる様な形になっています。今回必要なのはサスマタの様に手元ループをフィンガーのクリートに押し付けて引っ掛ける仕掛けです。

取敢えずボートフックの先端を押し出すような感じでフィンガーのクリートに止める様練習してみます。
その結果、手元ループを大きめにしてボートフックの先端で押し出すとうまく行くようになりました。一度フィンガーのクリートに引っ掛けてしまえば艇は前後に動くことはありません。この部分のループは二回ひねりになっていてバウとスターン方向から同時に引かれる事で、緩く掛けてもしっかりとクリートに掛けられれます。

三回目のトライ。手元ループを1.5倍の長さにして再度チャレンジです。今度はうまく行きました。ボートフックと手元ループの間で楕円を描くように持ち、フィンガーのクリートに確実に引っ掛かるように長さを調整しました。

一度成功してしまえば、後は繰り返しです。自バースを出たところでバック着岸けを試してみます。結局、手元ループは結構な長さが必要な事も分かりました

有合わせの材料で作ってみましたが、係船ロープの長さが結構長く、デッキに這わせておくのはセーリング中に邪魔になると思います。そこでバウとスターンに常設のブロックを配置、必要に応じてロープを這わせることにしました。バウのブロックは使っていなかったスナッチブロックで後からロープをブロックに咬ませられるようにしました。

こんな係船システムですが一年を通じて使う事は数回だと思います。それでも強風の中シングルで、自バースに安全に係留できるシステムを持っているという安心感は何者にも代えがたいものがあります。

これで
・フィンガーの長さが艇長より長い場合でバース方向から風を受けての着岸。(ウインチからバースのクリートへ舫、微速前進)
・自バース(フィンガーが艇長より短い場合)でフィンガーから離れる風向きの着岸。~今回
については目途が立ちました。

微風や弱風であれば何も工夫は要らないと思いますが、吹かれた時の着岸。皆さんはどのようにされていますか?

今回の着岸システムは色々なブログを拝見していて考えたものです。お互いにアイデアを出し合って安全に船を運用できるようになれると良いですね。


この係船システムでは副産物がありました。出船状態で係留する場合、船を位置をどこで固定するのか悩ましかったのです。桟橋に近づきすぎるとラダーを壊さないかと心配です。さりとて前過ぎるとお隣の出港時に迷惑をお掛けしてしまいます。今回の係船システムではスターンからのロープの引き具合を見ながら停船位置が調整できるので、一度で停止位置が調整できます。
桟橋に置いたスチロバールとスターンの距離の合間を見ながらロープを調整、本舫は既に調整済みの位置関係を維持するように固めればよいのです。


強風の時だけでなく何時でも使うと良いのですが…





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