プロフィール

mnagano

Author:mnagano
所有艇のソレイユ・ルボン26ftは製造後30年ほど経ちますが、ハルは頑強そのものです。ヨットは大きなプラモデル、内外装とも日々改造、余暇に?セーリングとクルージングを…

最新記事

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

FC2ブログランキング

アクセスランキングに参加しました。プチッとして頂けるとラッキーです。

リンク

RSS

1月29日 アクリルドームドジャー製作記(下地塗装の続き)

今日は日曜日。寒いのでマリーナにも行かず家でドジャーの塗装。

塗装の期間がやけに長いと思いながら、二回目の下地塗装を始めました。期間が長いのは気温が低くて塗装が乾かないからです。苦手な塗装ですが、ここで焦ると碌な事が無いので慎重に進めています。

塗装で大事なのは下地です。上塗りをどんなに頑張っても下地作りが失敗していると綺麗に塗れません。特に目止めがうまくいっていないと上塗り塗料を木地が吸収してしまって、留まるところを知らなくなってしまいます。

今回はこれまでの失敗談を下に下地作りに力を入れています。下地用の塗料は油性塗料の白(エマルジョンともいうそうです)です。この上に水性塗料を塗る予定なので下地が出来上がったら240番のサンドペパーで下地を荒らしてから塗ることにしています。こうすれば水性塗料の引っ掛かりが出来て塗膜が剥がれ難くなります。

下地用の塗料が少なくなってきたので同じ塗料を買ってきました。メーカーは同じものが良いようなので簡単にほかのメーカーの塗料を調達するわけには行きません。その為、今日の塗り始めは午後3時。表面が乾くのに4時間くらいは必要なので塗装を始めるのには遅い時刻です。

それでも、ペイント薄め液を少なめにして、濃い塗料を塗りつけました。この記事を書いている段階ではまだ表面が濡れているのでブルーシートを被せて霜を防ぐようにしておきました。

外気温5度位だと下地が完全に乾燥するまで2日間くらい掛かるので、暫くはそのままにして置くようになります。

塗装が苦手なのはこの期間中何もしないでいなければならないからです。塗装が乾く間、ほかの事をやっていれば良さそうなのですが、これまでの経験から、一つのプロジェクトが終わらない内にほかのプロジェクトに手を付け始めると気が散ってしまい、碌な事になりません。

たかが塗装、されど塗装です。余り長い事使わない予定の物でも、我慢して手を抜かずに仕上げる事にします。

今年のセーリング初めはドジャーの完成を待つ事にしているので、もう少し先になりそうです。巷のブログではバシバシとセーリングしている方も居られるので気が焦りますが、私は私と言う事でゆっくりと完成させることにします。



これまで木工の塗装に関して調べたことを少し。

木部に塗る塗装でこれがベストという塗料は今のところないそうです。というのは、木は木材になってからも呼吸するので、これを妨げずに空気を通すと言う事は水分も通すからです。
となると、水分を遮断してしまうか、諦めて水分の透過を少なくするしか方法はありません。

・水分を遮断してしまう方法
これは比較的簡単で、アクリル系やエポキシ系の塗料で塗りたくって水分をほぼ完全に遮断してしまいます。サンドイッチ工法の様に木をガラス繊維で覆ってエポキシでコーティング(俗にFRPで巻く…)も同じことが言えます。
何事にも完全と言う事はあり得ないように、塗装の隙間や脱泡不足のFRPなどでは水分の侵入を完全に防ぐことはできません。(これは程度の差ですから、水分を通す塗装よりは水分の吸収を防ぐことが出来るようです)
何よりも木から水分が蒸発するような季節では水蒸気が出ていかないので、木がスカスカに腐ってしまうことも…

尤もウエスト工法(低粘度エポキシによる接着と塗装で水を遮断して木を腐食させないようにする工法)で木造ヨットを作成しておられる池川よっと工房ではFRPと大差ない耐久性が証明されているので、木がスカスカになるというのは工法によって避けられそうですが…

今回の塗装は下地に油性塗料を使いますが、目止めにはなっても広い部分をコーティングする力はありません。ですからアクリル系の水性塗料で耐水性の塗膜を作ってあげます。(アクリル系水性塗料は乾くまでは水に溶けますが、乾くと耐水性の塗膜が出来ます。水線下の様な常時水に接触する部分には塗れませんが…)
こうすると塗膜が活きている間は水分を吸収することが無く、木から水分が抜けることもなくなります。塗料の成分によっても違いますが5年から10年くらいは十分持つそうです。この耐久性は紫外線、酸化など幾つもの要素で決まるとの事。色々な要素があって頭が痛くなってきます。



・水分を通す方法
ニス塗りなどはこの方法のようです。木が呼吸するのを前提として塗装するので水蒸気の通り道が出来ます。それでも水分を吸収することは少ないので、塗膜さえメンテナンスすれば長持ちします。ニスの場合、塗膜自体が劣化するのでメンテナンスが必要になるのですね。

前回作成した差板は水性のステインで色を付け、エポキシ系のクリア塗料でコーティングしましたから、ニス塗りではなく水分を遮断する方法です。

因みにニスで外部塗装する場合、油性と水性との違いは紫外線に対する耐性となって現れてきます。水性だと持っても半年から1年くらいです。室内ならもう少し長いですが、紫外線に晒されるハンドレールや差板のガイドレールなどをニス塗りする場合は油性のニスをお勧めましす。わたしの場合、昨年の今頃に差板のガイドレールに水性ニスを塗ったため、もうボロボロになってしまっています。木部の塗装って本当に難しいですね。

実用盆栽派(純粋な盆栽派ではなくセーリングもやるという意味で、私の造語ですが…)としては金属加工と違って加工容易性の高い木の工法・塗装は避けて通れないテーマです。
もう少し塗装についてお勉強したらまたレポートします。





トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す